4年に一度の世界最大の印刷関連機材展 Drupaに参加して40年近くなるが、前8回程は常にケルン市中央駅から徒歩20秒程のホテルに滞在している。2016年は、ケルン大聖堂を撮影するには、最適の部屋を取ることが出来きたので、昼間の展示会場でのETI コンバーティング社ブースでの営業業務以上に、ホテルの自室からの大聖堂の撮影に興奮した。22時過ぎまでは近くのエベント会場のブルーの強い光が邪魔するので、終電車までが勝負の時間帯だった。しかしライトアップに浮かび上がる大聖堂と、明るい駅のプラットホームとの強いコントラスト差を何とか1枚に収めようと苦闘して、何とか両立する写真にすべく設定し、ホームに電車があり、多少の利用客も入れた構図になるまで時間を掛けて待ち撮影した。海外の著名な写真家が風景は極限まで絞って撮影すべきであるという雑誌のコメントを思い出して、Nikon D810を、ISO400、F22、100秒、-2程アンダーと設定した。
この写真は、2004年のDrupaへ参加した際に撮影した。いち早くAPCサイズでニコンマウントで発売した富士フィルムS2のユーザーであつたので、後継機S3Proも購入し、早速使用した。ISO 200、35mm、F9.5、4秒。
このケルン大聖堂はライン河畔から撮った。キリスト教教会は鐘楼を西に向けて建立するという原則は守られている。