今日は、先ず写真から見ていただきたい。
左下隅をみれば判る。 工事中の内部を覆う外壁に描かれた絵である。
フィルムから一眼レフディジタル初期の時代にパリを良く撮った。三脚も持ってはいたが基本は街のスナップであったから様々なものが対象となった。いまや日本でもそれを真似たのか様々な洒落た絵や、子供たちに自由に描かせたものなどもあるが、これを撮った当時は驚きとともに、パリらしいと思いシャッターを押した。しかしどこを通ったかを示す記録としてのショットであり、写真として面白いとは思わなかったが、ブログの1テーマとして面白いと思い、今日の写真は10数年前には既にパリにはあった「工事中の外壁」とした。
上の写真より1年程前であろうか、ジョルジュサンク駅近くにあるLV シャンゼリゼ店の外装工事中の装飾には驚いた。縦横の対比から見て、フィルムカメラではなく、一眼レフが出る前のコンパクトデジカメかも知れない。元データがないので、ウェブサイトに載せていた画像を使った。
次は、上の写真より10何年か後のものである。パリのサントスタッシュ教会の前、レ・アルは工事中であった。この外壁には作業者の顔写真が大きく貼られていた。個人情報保護の観点からはウェブ上に掲載は躊躇したが、本当に晴らしい発想であると思い、敢えて載せた。