CTI 機能性インク ニュースレター 凍結/加熱タンパーセーフ

配送用パッケージを、箱を開けていないように装って、中の品物を取り出し、再度シールすれば、配達ルート内で簡単に盗むことができます。殆どのパッケージには接着剤付きテープが使用されています。しかしこのテープは、ヘアドライヤーやヒートガン、或いは凍結スプレイを使って接着力を弱めることができます。 CTIの機能性インクはこのような行為に対する防御セキュリティ技術を提供しています。
他の多くの盗難防止技術の中で、一部のセキュリティパッケージングテープメーカーは、熱が加えられたかどうかを示すサーモクロミックインクを使用しています。
改ざんされていない状態では透明で、加熱されると色が変わります。 例としては、印刷色が透明から赤に変わる改ざんの証拠を示します。
このインクは長年市場に出回っていますが、犯罪者が悪用できるいくつかの欠陥があります。最も重要なのは、 長時間または目標温度よりも高い温度にさらされると 色が元の透明な色に戻ることです。また製造上の問題もあります。不可逆インクは、テープの接着剤やオーバープリントニスに含まれる溶媒に非常に敏感であるため、印刷が難しく、求める印刷品質が得にくいインクです。加えて粘着剤をパターン塗工する場合、求める接着強度が得られません。そして高温度設定のの不可逆インクは、犯罪者が冷却させてテープの接着力を弱めて改ざんすることは止められません。。

CTIの化学技術部は、これらの古い不可逆インクの限界に気づき、改ざん行為を行なう者に対して、凍結と加熱による改ざん防止インクをひとつに組み合わせたインクを開発しました。
温度が65〜75°C / 149〜167°Fを超えると、加熱タンパーセーフインクが明るい「オレンジ色」に変わり、温度が-10〜-20°C未満の場合、凍結タンパーの色が「ブルー」に変わります。
他のセキュリティ機能と連携して、CTI 凍結・加熱 タンパーセーフインクは、冷却または加熱を利用してパッケージを改ざんすることをほぼ不可能にしました。



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